えーっと・・・・今では建築業界では当たり前になってる
「レーザー水平器」(≧∇≦)b
世に出た当時は、相当に高額で精密機器と言う事で、雑な建築業には
扱いに不慣れだったり扱いが雑だったり(落としたり(* ´艸`))・・・
んま、当時は、そもそもの水平精度も低かったんだけどぉ・・・
(´~`ヾ)
アレから数十年。(* ´艸`)あれだけ珍しかった最新レーザーが、
アッと言う間に普及して「持ってない職種の方が少ない」ほど。
性能は、ものすごく良くなったし値段も数十万円から十万円以上が・・
今では、中クラスのレーザー水平器でも5万円以下のも出てますし
ソコソコ内装業クラスなら、しっかりと精度が良かったりします。
(≧∇≦)bスンバラスィ!
軽天屋でレーザー水平器を持ってない人なんて・・・居ない程。
(* ´艸`)
ただ・・・私が建築から木工になって、棟梁かっちゃんや、義父の
国やん(コッチは元軽天屋で親方的存在)も、もうそんなに現場に出ない。
┐(´д`)┌
そもそも、レーザー水平器と言うのは精密機器なんだけど、レーザーを
プリズムで水平ライン&直角ラインに「レーザー光」として射光するモノ。
レーザー自体は、何かを焼き切れる程では無くて、レーザー指示棒程度の
単三電池2本で光る程度の、あの赤い光ラインです。
(一応、直接レーザー光は見ない方が良いですが、見たら失明とか、
紙に射光しても燃えません。)
ソコの精度は問題無いんだけど・・・定期的なメーカーのメンテナンスは
(内部精度調整)は必須。β(□-□ ) フムフム
・
レーザー水平器その内部は、レーザー射光するメイン部品を「宙吊り」
する事で水平を保ってます。このレーザー射光パーツが前後左右360度
何処にも、微細な抵抗が無く完全にフリーな状態で重力で水平を保ってないと
簡単に狂う。もし、足で蹴っ飛ばしたり&落としたりしたら一発で狂っちゃう。
だから少なくとも半年から1年以内に定期的にメーカーメンテナンスに
出すんだけど・・・・そのメンテ代が1万円では済まない高額。
┐(´д`)┌
粗雑な扱いじゃあ無くても、内部のオイルにホコリが付着したりで僅かにでも
抵抗があって完全フリーじゃ無いと・・・途端に狂う。
目で見て判らない程度でも、10mとか遠くにレーザー射光して、
もし僅か2ミリでもズレてたら・・・・全部が狂っちゃう。
(((( ;゚Д゚)))ガクブル
なのですがぁ・・・・私も棟梁かっちゃんも、もう不要なのでメンテに
出してない。( ´,_ゝ`)プッ
んで、先日、棟梁かっちゃん所有のレーザー水平器を点検してみたら・・・
やっぱり僅かに狂ってる。
・
たぶん、一般には判らないと思うけど、このレーザーラインを基準にする
革新的な施工方法は、従来の墨出し作業を大幅に短縮できて理想なんだけど
もし、そのレーザーで出した水平&直角が僅かにでも狂ってたら・・・・
精度がガタガタになっちゃう、レーザーだけを信頼して頼ってしまうと
恐ろしい諸刃の剣だったりもする。
( ̄~ ̄;)ウムム
しかし・・・今更、メンテに出したり最新型を新たに買うほども
(実際、2人ともレーザー無しでも、自分で墨出し出来ますよん♪)
( ̄~ ̄;)ポークポーク・・・
と・・・ところが!!!なんと、「DIY用レーザー水平器」なる
なんちゃってレーザー水平器が(* ´艸`)ホームセンターで新製品として
な・・・なんと!激安の¥5980で売ってる!
( ̄Д ̄;)スゲェ!
っで、面白そうなので買ってみた。(* ´艸`)アハハ
ただ、ホントに「プラスチック製のおもちゃ」みたいで
ちゃちい作り。大丈夫かよ?( ´,_ゝ`)プッ
・
んで、実際に単3電池を入れてスイッチON!(≧∇≦)b
「わぁ・・・(一応)ちゃんとレーザー射光してるぅ!」
明るいので見えにくいですし、ゼネコン建築レベルより
随分とレーザーラインも太い。つまり精度に不正確要素が
多いので信頼性に欠け、本格的な建築&業務用の用途には
使えないけどDIY~リノベーション程度なら良いんじゃない?
って感じ。
私も使うなら、メインは墨出し(親墨)を基準に、サポート
補佐的になら使えそう。そんなに精度も良くないだろうし。
(* ´艸`)
上部にも3mくらいの高さまでレーザー射光が飛んでるので
室内目的なら、天井まで届くので使えるかなぁ?って感じ。
・
ただ・・・DIY用(つまり、なんちゃって製品で保証は無い)
なんだけど、今どきの自称DIYって、本当に基礎知識が無いから
このレーザーだけを信じて基準にしちゃうと危ういでしょうね?
(´~`ヾ)ソーイウコト
完全にバカにしてますがぁ・・・・自分で墨出しが出来れば
言ってる意味が分かる。
β(□-□ ) フムフム
基本的に、今も昔も墨出しは「墨ツボ」で行う。
墨汁を染み込ませた糸をピーンと張って、真っ直ぐ弾く。
すると、どんな金属製定規よりも、真っ直ぐなラインが出る。
β(□-□ ) フムフムこれが基準。正確に正しく真っ直ぐ弾けば、
カナリ正確な直線が出ます。今も昔も変わらない。
アルミや鉄のサシでも熱膨張で微妙に狂いますからね?
・
今回は割愛しますが、垂直の直角と言うのも「下げ振り」と
言う、錘を糸で吊るした道具で見ます。
一般的に測りたい一番上に取り付ける「下げ振り」の本体と
糸との間が50mmで、錘が付いた下の方の糸も同じ50mmなら
錘を吊るした糸は重力で真っ直ぐに降りてるので平行=90度直角。
・
もし48mmとかだったら、測ってる壁が後ろ向きに倒れてる。
逆に52mmとかだったら、前向きに倒れてるって事です。
コレも昔も今も変わらない。何より正確な垂直なの。
(≧∇≦)bナルホド!
・
んじゃあ・・・平行&直角はどう出すか?つーと・・・
ココに一本の直線ライン(親墨)があったとすると・・・
あとは棒や糸だけで90度は出せます。β(□-□ ) フムフム
先ず、出したい直角の軸を決めて・・・左右にそれぞれ
「出来るだけ正確にmm単位まで同じ長さ」で印を
付ける。判り易いように書き足してますが、本当は、
真ん中に印を付けて、左右に同じ長さで印をつけるだけ。
β(□-□ ) フムフム
んで・・・
んで、テキトーな長さの棒に釘を刺したもの、
又は糸と釘でも良い。それで、左右の印から、
真ん中の印の上部に弧を描く。左右ともね?
んで、その左右の弧がクロスで交わった点と、最初の印を
結ぶと・・・ピッタリ!90度の直角が出ます。
(≧∇≦)bホォ!
これは、(平面であれば)卓上でも室内でも、大きい
グラウンドでも同じ。実に単純で正確。
・
へぇ・・・・( ̄Д ̄;)って思うかも知れませんが・・・
それを左右の点とも繋げると判る。( ̄Д ̄;)アッ・・・
そう。直角三角形。中学生の数学で普通に老若男女、
全国民が習ってます。
( ´,_ゝ`)プッ
他にも3辺比率で出す方法や平方根(ルート)でも出せます。
・
逆に言うと、この墨出しが何より正確で、所詮はレーザーと
言っても、プリズム純度で屈折率は必ずしも直線&水平とは
限らないし、ましてや正確か?どうかもチェックできない。
┐(´д`)┌
これが自分で墨出し出来ると「基準は墨出し。補佐的なので
レーザーだからと過信しない」もし、ズレがあればレーザーの
精度を疑う。そーいう事です。
・
ただ、じゃあDIYって言うけど・・・・
墨出し(要は基準)を出せないと、狂ってても気が付かないし
チェックのしようがないと思うんだけどね?
・
所詮は6千円にも満たない安価なおもちゃレベルなので(´~`ヾ)
間違っても、この程度の価格帯のレーザーラインを鵜呑みにするのは
避けた方が良い。んま・・・墨出し出来ない&メンドクサイと思うと
余計にレーザーが欲しく&頼っちゃうとも思うけどねぇ?
┐(´д`)┌ヤレヤレ
・
して・・・本当はレーザー水平器は前途のように精密機器だから
振動に強いケースに入ってるモンだけどぉ・・・・・ココまで
安価だとケースすら付属しない。( ´,_ゝ`)プッ
トコロが・・・・
以前、作ったアラレ組のビス箱のテストショットが
「正にコレ専用?( ̄Д ̄;)」って位にジャストサイズ!
加えて、ホントにピッタリだからシッカリ固定されて
揺れ防止にもなる。(* ´艸`)アハハ
偶然なのか?予知なのか?(´~`ヾ)ンナワケネーヨ!