えーっと・・・・先日、私の友達から
「知り合いのバイクのホイールを磨くから工具貸して?」
って事で磨き工具を貸したのですがぁ(≧∇≦)bイイヨ♪
翌日になって工具返却と同時に・・・・
何故か?私に丸投げ (#`Д´)ノノオイィィ!
取り合えず磨いたけどコツが判らないから見本で
磨いて? (人ゝω・)とか何とか上手い事言って・・・
┐(´д`)┌ヤレヤレ
ただ・・・・嫌味じゃ無くて「全然・・磨けてない」
( ̄Д ̄;)エッ?
普通の無垢アルミなら誰でもシコシコ磨けば輝くんだけど
以前にも書きましたが、アルミと言うのは空気中の酸素と
結び付いて強靭な酸化アルミ層を自己生成します。
それを意図的に形成させたのが「アルマイト処理」
ミクロの気泡が軽石状に出来て、ソコに染色したのが
「ヤカンの真鍮色」だったり紫や赤のアルマイト仕上げ。
んで、更にソコにメッキを施してギラギラなのもありますね。
β(□-□ ) フムフム
なので、その酸化層のお蔭で錆びにくく、市販のアルミ材や
サッシのアルミは艶の無い、あんな(安っぽい)銀色と言うか
アルミ色なの。
β(□-□ ) フムフム
どちらにせよ、アルミニウムと言うのは無垢では1円玉と
ほぼ同等で柔らかいので、ジュラルミンなどの合金が大半ですし、
更に、表面を酸化させて強靭な硬い層を形成させたものが
アルミ製として市販されてる訳です。
(≧∇≦)bナルホド
んま、バイクのクランクケースとかは、無垢に銀塗装だったり
するので、塗膜を剥げば比較的簡単にコンパウンドで磨くだけでも
輝くんだけど・・・・
こー言うホイールとかは(恐らくアルマイト&メッキ)
なので、先ず、その硬い皮膜層を剥がなきゃ磨けない。
彼なりに頑張ったようですが・・・・
見て判るように白っぽいヌガーみたいな被膜がガッツリ
残ってるでしょ?これじゃあ素地まで届いて無い。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
言ってしまえば「硬い層をワザワザ磨いて剥いだだけ」
で苦労が報われてない訳です。この状態では磨いても
磨いても・・・輝く訳が無い。
(ノД`)・゜・。
んま、知らなきゃ判んないのも判りますがぁ(´~`ヾ)
先ず、強靭な被膜層は極薄でもメチャクチャ硬いので
#120程度の粗目でガシガシ!素地まで削り落とさないと
駄目。錆や傷はその下の無垢アルミ素地に付いてるんだから。
┐(´д`)┌ソーイウコト
ココが最終的にピカピカに輝く「アルミのバフ掛け」の
一番難しいトコロで・・・クソ硬い極薄層を剥ぐんだけど
捲れた途端、1円玉程度の柔らかいアルミ層に届くので
力任せにガシガシ削るとゴッソリ削り過ぎたり、妙に
深い磨き傷が残って苦労するハメになっちゃう。
( ̄~ ̄;)ウムム
んま、慣れるしか無いんだけどヤスリの食いつきが
変わったら(素地に到達するとグっっと食い込みます)
優しく丁寧に剥ぐ感覚。
んで、粗方、硬い層を剥ぐと・・・今度は
「面出し」をしなきゃいけない。
アルミと言うのは大抵は「キャスト成形」だったり
これの場合は「パンチング打ち抜き&絞り加工」なので
必ず微妙に「ヒケ」「歪み」が残ってます。
層自体は数ミクロンなんですが・・・クッキリ出ちゃうので
コレを可能な限り、シッカリ取ってキレイな平滑面を
出します。これが面出し。アルミの点錆びや細かい打撃痕が
出て来てるでしょ?この無垢アルミ層に到達してこそ!
この傷を消して、磨けばピカピカになる訳です。
β(□-□ ) フムフム
「磨けば何とかなる?」と簡単そうですが、皮膜層を
知らなかったら無駄な労力で結果が出ず、疲れて
諦めちゃうの┐(´д`)┌モッタイネェー!
っで、指南的に(≧∇≦)b
先ずは#120のペーパーでガッツリ(とは言っても
極薄)硬質な被膜層を剥ぎます。
んで、そのまま#320に変えてφ(°ρ°*)チマチマ
その次に#400までφ(°ρ°*)チマチマ研ぎ出します。
ココまでで先の磨き傷や微妙なムラや傷を取り除いて
平滑な面出しもほぼ完了してます。
更に#800→#1000まで研ぎ出します。
この#1000までで確実に当たってない面が無い
平滑な状態にしておかないと、後々大変になっちゃう。
まだまだココからφ(°ρ°*)チマチマ
更に#1500→#2000まで耐水ペーパーで
水研ぎして・・・φ(°ρ°*)チマチマ
ココまでで完全にヤスリが当たってない箇所が
全く無い状態まで磨き込みます。
(*´д`*)フゥ・・アト、モーチョイ!
コレね?慣れて無いと(輝かないので)ツイツイ
先に進めたいけど#2000まででシッカリ粗下地を
創っておかないと・・・この後磨いても(落として
おかなきゃいけない磨き傷が残ってて逆戻りしたり)で
結局、時間が掛るので、シッカリ!丁寧に根良く
φ(°ρ°*)チマチマ磨きます。
・
っで・・・いよいよ(≧∇≦)b
青棒(研磨材)で磨き始めると・・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
簡単に輝き始める。これをシッカリ全面磨いて・・・
最後に「ピカール」で磨くと・・・ヽ( ´ ▽ ` )ノビカビカ!
依頼仕事では無いしバイクのホイールは、この程度で
OK。
装飾品とかだったら更にコンパウンド(粗目&中目&仕上げ)
更にポリッシャーで微細コンパウンドで磨けば鏡ソックリにまで
ビカビカに輝きます。(≧∇≦)b
まぁ、これも放置しておくだけで酸化被膜が形成されるので
このままでも良いし(汚れたら、また磨けばOK)
深い錆びの進行や洗車を楽にしたかったら、シッカリ脱脂後に
透明クリアーでコーティングを施せばOK。
(*´д`*)フゥ・・
結局、仕事でも無いのですが(ブログのネタとして(* ´艸`))
面白がって指南&ホイール一個分(左右)を磨きましたが
律義に差し入れを頂きました♪ヽ( ´ ▽ ` )ノアンガトー♪
コレを見本に今度はリアホイールを自分で磨いて
みるそうです。何事も経験ですからね♪
(* ´艸`)ガンバレー♪