日別アーカイブ: 2018年9月2日

水屋箪笥を解体(* ´艸`)

えーっと・・・実姉apoisの新事業発足に向け

現店舗の閉店準備を進めてますがぁ(´~`ヾ)

昭和レトロ感満載の(* ´艸`)陳列に使ってた

「水屋箪笥」を譲って貰いました♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

あっ!水屋(みずや)ってのは台所の事ね?

要は、今でいう食器棚の事です。β(□-□ ) フムフム

当時は水屋は基本的に土間だったりしました。

釜戸なんかがあってね?

時代背景的にはトトロに出て来る古民家くらいかな?

(* ´艸`)クスクス

ただ・・・貴重で立派な水屋箪笥ですが・・・

だからと言って国宝級とかでは無く、あくまで

日用家具です。(´~`ヾ)

当時は、それなりに高価であったろうし、誰でも

造れるモノじゃあ無いんですが、今の技術を持って

すれば、そんなに秀でた技術や、特段、良質材を

採用してる訳でも無い。あくまで庶民&日用ですから。

┐(´д`)┌

ひいおばあちゃんが大事にするのは、その当時だったら

給料数か月分だったでしょうし、扱いが良ければ現存

しますし、機械カンナが無かった時代、コレを全て

手工程だった訳ですから、そりゃあ大事にすべき。

ただ(良く判ってない人ほど)やたらと貴重がったり

腫れ物に触るように感じてしまうかも知れないけど

コレは日用家具で、今の私の設備&技術なら完全再生も

可能です。

見くびってるのでは無くて真正面から見てる。って意味ね?

それと、やはり当時の収納量(特に奥行)は現代には

少しそぐわないので・・・解体しちゃいまーす♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン

先ずは、外装パネルを構成している杉板を外す。

しかし、水屋だけあって湿気で鉄釘はほぼ全滅。

┐(´д`)┌アーア・・・

んま、基本骨格まで解体しました。

良く、日本箪笥や日本建築は骨組みがあってこそ

みたいに言いますが、本当は(軽いけど)

それなりに外装を外すと骨格強度は格段に落ちます。

外国みたいにパネルで強度を持たせるほど偏って

無いけど「互いに持たせる」ような構造ですね。

(≧∇≦)b

んで、骨格も背面からバラして行きます。

ちゃんとホゾ組みだし、木工ボンドも無し。

ホゾと釘だけで組み立ててますね。(≧∇≦)b

んで、当時にそんなに良質材は使ってないので・・・

ココにも工夫が(* ´艸`)この色の変わってるトコロ

(桟の内側の2本目)を境に木材を接いでますね。

こー言うのは、外から見えないので勉強になります♪

β(□-□ ) フムフム

ただ、家具屋と言うより村の大工さんが作ったような

日用品なので(´~`ヾ)節の埋め木に新聞紙を

ねじ込んでたり・・・(* ´艸`)アハハ

ちょっと釘のスカ打ちも目立ちますね。(´~`ヾ)

あくまで日用品。だから躊躇なく解体出来てますし

逆に私の場合、再現リビルドするにしても・・・・

一旦はココまで分解するでしょうね。

つ~訳で、全バラ解体が完了♪

松と杉の構成でカナリ軽く頑丈な構成ですが

ほとんどが薄杉板なのが良く判る。(* ´艸`)

コレはコレで、時を重ねた良い古材の味があるので

温故知新で違うモノに生まれ変わりまーす♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノ