日別アーカイブ: 2022年12月25日

鬩ぎ合いとバランス

*2022年12月14日のブログ記事から遡って頂くと

いままでの経緯が判りやすいです。

リハビリを通じて・・・「バランス」と言うのが重要なんだと

つくづ感じる。

Aだけでも反対のBだけでダメだし、互いに正当性と言い分があり、

互いを擦り合わせないと折衷案が出てこない。

「折衷」であって妥協とも平均でも中途半端でも無いんだが

ナカナカそれが判り難くく、多くが勘違いしてるのが現代社会。

( ̄~ ̄;)ウムム

またリハビリをしてると、「片側だけだと上手く行くけど

両方組み合わせると途端に互いに妨害しあってタイミングや

バランスが崩れる」っと言った事が起こる。

(´・ω`・)エッ?

要は私は現状、左半身が劣ってる訳だが、歩行練習で歩くにしろ

両手を大きく伸ばして回すにしろ、互いが干渉しあって

全然上手く出来ない・・・なんて事が起きる。

右脳&左脳と、互いを補いあう良い部分ではあるんだが

言ってしまうと片側が出しゃばり過ぎてしまう。

リハビリの場合、片側を生涯補いきるではなくて、

片側が回復してきたら、補いをほどほどに弱めないと、

頼り過ぎては負荷が足りずに甘えて回復しないし

もう補助いらないのに、無意識に出しゃばったりする。

具体的に言ったら・・・腕を曲げようとする筋肉と、伸ばそうと

する筋肉が互いの筋肉の収縮(筋力)をバランスさせたり

今後に切り替える事で・・・モノを取ったり腕を伸ばしたり

手を振ったり出来るんだけど、もし、曲げる筋肉が

不要な時まで出しゃばったら、無駄にチカラが入って

こわばります。

*必然的にヒジや手首は曲げる筋肉の方が圧倒的に強いので

脳疾患者に多いアノ腕が巻き付く症状が出やすいです。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

ようは曲げる筋肉が伸ばす筋肉の邪魔をしてしまう。

均衡バランスを狂わして動きがギコチナクなる。

( ̄~ ̄;)ウムム

人間の身体や脳って実に良く出来てて、一方がダメでも

もう片方がフォローしたり、特定の部位の筋肉がダメでも

例えば、上腕二頭筋がダメなら肩甲骨側の筋肉が補佐して

無理やりに曲りなりにでも腕を上げようとする。

例えば、太ももの大腿直筋がダメで足が上がらないと

おしりの上の背筋で無理やり上げようとしたりします。

β(□-□ ) フムフム

ソレで妙な部位筋肉が疲労困憊で疲れたり痛くなったり・・

↑いわゆるギックリ腰と言うやつw

ソレが長期なら変な曲がった姿勢や動作の癖になったりもする。

たまーに・・・

エビのように前屈して腰が曲がった老人や

スクーターにお尻半部しか載せてない姿勢がヘコ歪んだ

ご老人を見かけますねw

(*´σー`)エヘヘ

だから、人間の身体は上手く互いを補助したり庇ってくれたりも

してくれる代償に・・互いに阻害しかねない事に陥る事もある。

( ̄~ ̄;)ウムム

コレがリハビリで反復練習を行う理由で、自分の頭で

理解してても無意識に阻害してしまうので、何度も

同じ(ぎこちない)動作を繰り返し、脳の神経回路に

「あれ?もう俺は出しゃばらなくて良いかも?」って

気付かせる(無駄なチカラを抜いてスムーズに動く)

必要があるの。

β(□-□ ) フムフム

っで、勘の良い人なら気付いたと思うけど・・・

コレって、正に「ドン臭い」「不器用」と同じ状態。

(´・ω`・)エッ?

「無駄にチカラが入ってぎこちなく動きがスムーズでなく

一定の動作軌道に定まらない。コントロール出来てない」

それを「頭では判っちゃいるけど・・・」っで、実際は

判ってなくて悪い癖を止められない。まんま・・・コレと同じ。

また、右脳&左脳間でも、指揮系統の優先順位に差異と言うか

バランスが崩れてると、例えばダメージの無い左脳がリハビリ回復

途中の右脳の指令をパワハラ的に阻害したりする。

片手で上手くできるのに両手でやると真ん中でバランスよく

上手く出来ないって事も起きます。

↑コレの練習に私はラジオ体操を取り入れてるのだ!

(*´▽`*)

何となく判って貰えたかな?

私の持論「ドン臭い・不器用は絶対的な経験数の差」で

スグに上手くなる、呑み込みが早い、センスやスジが良い、

コツを掴むのが上手い、何でも難なくこなせてしまう差はココ。

(*´σー`)ソーナノ

コレは、細かい作業やスピードを要する作業、動作の軌跡や

動き方の向きやスピード・バランス・姿勢などの演武や舞踊、

楽器の演奏や自動車の運転、裁縫や調理の上手さ、箸の持ち方や

習字やペン字の字の上手さなんかも・・・そう。

あまねく人間の操作全て脳の指令と筋肉の動き(動作)のバランス

であって、上手い&下手&、得意&苦手は単純に「こなした数」の差

(´・ω`・)エッ?

リハビリは丁度「脳の障害で指令回路が消去リセット」された状態で

脳卒中のリハビリは、主に指令回路の再構築と指令バランスの折衷調整

って事になる。

また「私〇〇が苦手なのよね?」っと言うのは・・・・

「今までのらりくらりと避けて、殆どやった経験数が無い」事以外の

何物でもないwΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

確かに身体的、遺伝的な部分の個人差はあるとは思うが、ほぼ言い訳で

小さい頃から近所で野球してた子供は球技に慣れてるし、幼い頃から

おかあさんのお手伝いをしてると掃除や裁縫や料理が得意になる。

まぁ、子供に習い事させてる時点で、本当は皆も判ってるでしょw

恥ずかしい&劣等感を避けるために色々言い訳してるけど、本質はソコ。

だからリハビリと習い事は、無茶苦茶似てて、どちらも受動的では成長が遅く

早くにコツを掴めは、修得&熟練が早い。

不器用な人には残酷に思われるかも知れないが、逆に言うと、どんな動作でも

何歳からでも(人並み以上には)修得できるし不器用も克服できるの。

言い方を変えると、人生の動作経験数が(親に何でもやって貰ったり甘えたりで)

絶対的に足りないまま状態が不器用、ドン臭い、真の悪いドジっ子って事になる。

下手、不器用、苦手・・・・全部、避けて来た事を世間的に色々な言い訳は出来るけど

要は「人並以下の回数しかやって来なかった」だけの話で、欠点と言うより

「経験数不足」と認識し直した方が良い。やって来なかっただけの話ね。

そうやって避けて来た事への正当性として「センスのあるない」とか「才能」

とか「頭の出来」とか言い訳はあるけど・・・んま、所詮は良い訳です。

ココまでハッキリ言っちゃうと耳に痛いナカナカ受け入れにくかったり、

逆に拗ねてしまう人も居るかもしれないけど、赤裸々に卑下したいのでは無くて

ココを思いあがって勘違いしたままだと(拙速思考にありがちな)何か裏技的な

近道や楽な修得手法があるかも?って詐欺に引っ掛かりやすかったり・・・

(不器用な自分を棚に上げ)「ちゃんと判るまで教えてくれないと!」と

傲慢で受動的になり成長が遅い。っで、「頑張ってるのにぃ!」と文句を言うw

(*´σー`)エヘヘ

なんとコレ!リハビリでもまんま起こっててw文句ばっかりの受動姿勢な患者は

ドンドン遅れて退院が長引いたり(症状の深刻さに大きな差があるにしても)

リハビリ期間が倍以上掛かったり、本来、回復出来るであろう後遺症が残ったり

もする。コレばかりは年齢差(若さによる回復スピードでは無く社会復帰したいと

願う切迫感)と脳ダメージの深刻さもあるから一概には言えないけど・・・

正直、同程度の後遺症でも大きくリハビリ成果、後遺症の度合いに差が出ます。

リハビリでも差が出るし・・・・

普通の健常者の習い事でも差が出る。

( ̄~ ̄;)ウムム

一言で言うと「本人のやる気次第」ではあるんだけどw

「そうは言っても・・ねぇ?」で斜めから穿って見ちゃう人も多いし

自分のモチベーションが上がらない言い訳にしてしまう場合もw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

でも、真正面から「そっか・・・なんだかんだと避けて来たから

ぶっちゃけ下手なのよね?だから苦手と言う事にしてきたのよね」

っで、新鮮な感覚で「新たにイチから覚え直す」と大抵コツっぽい

モノが判って意外に簡単にあっさりと修得出来たりします。

キモはリハビリも学ぶ事も100%自分の為で、リハビリの療法士さんや

講師や先生、師匠さんは仕事で教えてくれてますが、決して受動的と言うか

口を開けて餌を待つヒナような甘えた受け身姿勢では、そりゃあ遅れる。

遅れるならまだ良いが・・・・

それで結局、長く通ったのに自分のモノに出来なかったり、試験に落ちたり

後遺症が残って死ぬまで不自由だったら・・・大きな差でしょ?

結果的に、不器用を言い訳したり、羞恥心で誤魔化したり、斜に構えたり・・

すると目先のちっぽけなプライドは保てますが、成長がゼロで

「学ぶのすら下手」だと、人生で損しちゃいますよね。